2017 12月

お知らせ

2017.12.16

12月16日 「文化観光つんまぁせー会~クリエイティブカフェ in 石垣島」開催のお知らせ 石垣市の文化による価値創造を市民会館がじゅまるの下で語りあいましょう

石垣市の文化による価値創造を市民会館がじゅまるの下で語りあいましょう

いよいよ12月17日(日)に終幕を迎える「文化庁メディア芸術祭石垣島展」、最後のイベントとして、現在、作成が進められている「石垣市文化観光振興プラン」づくりのために、全国から集まった文化政策最前線の委員を迎え、市民のみなさまとともに文化による島の価値創造を語りあう「文化観光つんまぁせー会~クリエイティブカフェ in 石垣島」を12月16日(土)13:30より、島の文化がうまれてきた「つんまぁせー」、がじゅまるの樹の下、今の文化が集う場である市民会館の中庭で開催します。

京都から、21世紀の新たな産業と多様な営みを生み出している「創造都市」のコンセプトをアジア規模で導入している佐々木雅幸さん(同志社大学特別客員教授、文化庁地域文化創生本部主任研究官)、島からは八重山の音楽を世界の価値に高めた大工哲弘さん(音楽家、沖縄県無形文化財(八重山古典民謡)保持者、琉球民謡音楽協会名誉会長)、東京からは2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた文化プログラムをはじめ国や東京都、沖縄県の文化の枠組みづくりを手伝い続けている太下義之さん(三菱UFJリサーチ&コンサルティング芸術・文化センター長、独立行政法人国立美術館理事)の各委員を迎え、また、文化庁メディア芸術祭石垣島展の企画実施に取り組む一方、同プランの作成を支援している岡田智博(文化庁メディア芸術祭石垣島展製作ディレクター・一般社団法人クリエイティブクラスター代表理事)が進行をつとめ、現在作成中の「石垣市文化観光振興プラン」に向けた島のこれからの文化による価値創造を語りあいます。

「つんまぁせー会」の開始にあわせ、大工哲弘さんが、八重山の音楽の源流にさかのぼり、がじゅまるの樹の下で歌を捧げます。

文化観光つんまぁせー会~クリエティブカフェ in 石垣島
会場: 石垣市民会館中庭
参加費:無料
開催日時: 12月16日(土)13:30 開始
講師:佐々木雅幸(同志社大学特別客員教授、文化庁地域文化創生本部主任研究員)
大工哲弘(音楽家、沖縄県無形文化財(八重山古典民謡)保持者
太下義之(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 芸術・文化政策センター長、
独立行政法人国立美術館理事)
ファシリテーター: 岡田智博(文化庁メディア芸術祭石垣島展製作ディレクター、 一般社団法人クリエイティブクラスター代表理事)

お知らせ

2017.12.12

12月13日 19:00- 全国のアートプロジェクトのリーダーが石垣市民会館に集結! ラウンドトーク「島からアートをつくる」のお知らせ

11月29日より始まった「文化庁メディア芸術祭石垣島展」、新栄公園での屋外上映や出展芸術家によるワークショップに続いて、メディア芸術の魅力、そして島の創造的な可能性を語りあうシンポジウムや交流プログラムが展開中です。明日12月13日(水曜日)は、全国でアートによる地域活性化を実現させた指導力のある芸術家と実際に文化庁メディア芸術祭石垣島展を通じて、島に新たな可能性を生み出した担い手による。ラウンドトーク「島からアートをつくる」を開催します。

国際的に活躍する現代美術家である一方、教育者としてデザインや建築、現代アート、食文化等の分野で、目覚ましい活躍をみせる若手を次から次へと関西から輩出させ続けるともに、これらのつながりを活かし、瀬戸内の小豆島に文化観光でリゾート法以来の衰退から再び観光客を呼び戻すとともに創造的な事業を次から次へと島で創出させた椿昇さん(現代美術家・京都造形芸術大学教授)と、福岡を拠点にメディアアートを用いた表現分野で世界を舞台にエンターテインメントの現場をつくり、その打ち合わせのために遠隔コミュニケーションロボット『nubot』(第16回文化庁メディア祭エンターテインメント部門審査委員会推薦作品)を開発、同じく地元でデジタル表現による遊園地をつくるなど地域活性化に貢献する藤尾定さん(anno lab 代表)を迎え、アートによる市民が参画することで実現する価値創造を語ります。

また、メディアアートの分野で国際的な評価が高まる落合陽一さん(第20回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査委員会推薦作品作家)の作品を伊原間の風土とともに展示、新たな可能性を島北部の人々と共創した青木省悟さん(石垣市地域おこし協力隊)がその経験を語ります。

アートによる世界の地域活性化を知り尽くし、その知見をもとに島初めての大規模アート展示事業を、島の人々の参画によりかたちにした岡田智博(文化庁メディア芸術祭石垣島展製作ディレクター)が、本展の取り組みによって生まれた新たな創造の芽を紹介しながら、次の島からのアートの可能性を各講師とおいでになったみなさまとともに語りあいます。

ラウンドトーク「島からアートをつくる」
会場: 文化庁メディア芸術祭石垣島展市民会館特設会場(大ホール棟2階)
開催日時: 12月13日(水)19:00 開始  参加費: 無料
講師:
= 椿昇(現代美術家・京都造形芸術大学教授)
= 藤岡定(第16回文化庁メディア祭エンターテインメント部門審査委員会推薦作品『nubot』作家・anno lab代表)
= 青木省悟(石垣市地域おこし協力隊 文化庁メディア芸術祭石垣島展「伊原間会場」担当)
= 岡田智博(文化庁メディア芸術祭石垣島展製作ディレクター・一般社団法人ブルーオーシャン代表理事(石垣市))

協賛企画

2017.12.10

イチグスクモード 池城安武~やえやまアートストーリー

文化庁メディア芸術祭石垣島展にあわせて、島で活躍するアーティストやクリエイティブな場が、オープンな探訪企画「やえやまアートホッピング」を開催しています。島の創造のアンバサダーたちに、それぞれの活動のストーリーを聞いてみました。

イチグスクモード 池城安武

〇 発信したい取り組みについて
1: どのような思い、考えで
【詩心のある絵を。】
沖縄の詩人 山之口貘にインスピレーションを受け、シルクスクリーン版画の制作をはじめました。
現在は八重山の景色、動植物、文化をテーマにシルクスクリーン版画をはじめ、アパレル、グラフィック方面まで仕事の幅を広げています。
昔の石垣島の風景写真や民話など、伝統文化から学ぶことも多く、今後はこうした歴史を守りつつ、新しい文化を生み出していくような創作活動にも挑戦したいと思います。

2: 何を
【新しい柄を。新しいと古いは決して対極じゃない。】
石垣・八重山にはミンサーや八重山上布などの柄やデザインで美しいものが多くありますが、誰も未だ見つけてない石垣の柄がまだまだあると思っています。
少し話し変わりますが、方言が現代で使われないのは、外来語や新語の方言が無いからだと聞きます。
地方のデザインにおいても同じ事がいえるのではないか。昔の柄が現代に浸透しないのは、新しい柄が生まれていないからではないでしょうか。
昔の柄を現代・未来に繋げることも大事ですが、また同じくらい新しいものを生み出すことも大事だと思います。
新語の方言を作るように、今の時代だから生まれる新しい柄を、作っていきたい。

3: それをすることで、島の創造にとって、どのようなことを期待したくしているのか
将来、唯一の石垣独自のデザイン文化が育っていって欲しい。

お知らせ

2017.12.06

12月7日 19:00- メディア芸術の見どころと可能性を日本の第一人者が語る シンポジウム「島で広がったメディア芸術の世界」のお知らせ

11月29日より始まった「文化庁メディア芸術祭石垣島展」、新栄公園での屋外上映や出展芸術家によるワークショップに続いて、メディア芸術の魅力、そして島の創造的な可能性を語りあうシンポジウムや交流プログラムが続々はじまります。その最初に、12月7日 19:00 より本芸術祭のアドバイザリーボードによるシンポジウムを市民会館大ホール棟にて開催します。
本展からはじまるメディア芸術の魅力を、日清食品カップヌードル『hungry? シリーズ』、サントリー『伊右衛門』など数々のおなじみのCMの制作で知られるCM・映像ディレクターの中島信也さん、現在の文化庁メディア芸術祭の審査員のひとりであり、『美少女展』『Art and Air ~空と飛行機をめぐる、芸術と科学の物語』など新たな切り口による現代美術展の企画で注目される青森県立美術館学芸員の工藤健志さん、最近の『茨城県北芸術祭』や『森美術館』(東京・六本木)でのキュレーションなど日本のメディアアートを世界に大きな影響力を持つまでに寄与したキュレーターの四方幸子さんといった、メディア芸術という広い表現分野の中で魅力ある仕事をつくってきた、第一人者が本展のアドバイザリーボードのメンバーとして、それぞれ知見よりその魅力と石垣島での可能性を語りあいます。
進行役は、「島でしかできないメディア芸術体験」をコンセプトに企画運営にわたり取り組んできた、本展製作ディレクターの岡田智博が行います。
また、本シンポジウムを最初として、石垣市民会館の新たな文化的活用の取組として、文化庁メディア芸術祭石垣島展の作品展示のみならず、「集う」「学びあう」場としての使用をホールのみならず、館内各所で行っていきます。

シンポジウム「島で広がったメディア芸術の世界」
会場: 石垣市民会館大ホール棟
開催日時: 12月7日(木)19:00 開始 参加費: 無料
講師:中島信也(CMディレクター、文化庁メディア芸術祭 第7〜9回エンターテインメント部門審査委員)/ 四方幸子(キュレーター、第13〜14回アート部門審査委員)/ 工藤健志(青森県立美術館学芸員、第19〜21回エンターテインメント部門審査委員)/ 岡田智博(文化庁メディア芸術祭石垣島展製作ディレクター、一般社団法人ブルーオーシャン代表理事(石垣市))

協賛企画

2017.12.06

香り”X”の分解と再構築 ~やえやまアートストーリー

文化庁メディア芸術祭石垣島展にあわせて、島で活躍するアーティストやクリエイティブな場が、オープンな探訪企画「やえやまアートホッピング」を開催しています。島の創造のアンバサダーたちに、それぞれの活動のストーリーを聞いてみました。

アートホテル石垣島では、最上階のスカイバンケット&バー「カプリコン」にて「香りのアーティスト」MAKI UEDAさんによる「香り”X”の分解と再構築」という嗅覚アートのインスタレーションを12月16日まで展示しています。
(バータイム限定/バーご利用の方のみ鑑賞可/貸切営業時は非展示)

1:どのような思い、考えで

当ホテルは2017年春「アーバンリゾート」をテーマに全館改装をおこない、「アートホテル石垣島」にリブランドいたしました。リブランド後、今まで地元の皆様にご愛顧いただいてきた絆はそのまま大切にしつつ、新たな感覚を発信する場所となるべく、アーティスト(特に地元アーティスト)とのコラボレーションの可能性を探る中で、今回MAKI UEDAさんのアート展示が実現いたしました。

2:何を

ある花”X”の香りを構成する複数の香気成分を抽出。それぞれの香り別にキャンドルを作成。キャンドルを灯すことにより、それぞれの香りが「カプリコン」の空間で立体的に調香され、”X”の香りが再構築されます。

それぞれのキャンドルの香りをお楽しみいただきつつ、カプリコン全体で香る”X”の正体を記憶の中からたぐりよせていただきます。

香りごとのキャンドルには色をつけ、装飾の一面をもたせ、バー「カプリコン」の世界をも形作っているアート作品です。180度ガラス張りの店内で目の前に広がる石垣島の夜景を見ながら、美味しいお酒(ドリンク)とともに、キャンドルの色と炎、そして香りをお楽しみいただけます。視覚、味覚、嗅覚を刺激する、心地よい時間が流れます。

期間中は”X”を素材として使ったカクテルやスイーツも数量限定でご提供いたします。

3:それをすることで島の創造にとって、どのようなことを期待しているのか

観光、お仕事で島外からお越しのお客様には想い出に残る場所として、そして地元の方々には新しいモノ・コトを体感できる場所として、常に新しいことをおこす発信力の高いホテルでありたいと思っています。

発信者:アートホテル石垣島 総支配人 佐藤智博

協賛企画

2017.12.06

香りのアトリエPEPE ~ やえやまアーティストストーリー

文化庁メディア芸術祭石垣島展にあわせて、島で活躍するアーティストやクリエイティブな場が、オープンな探訪企画「やえやまアートホッピング」を開催しています。島の創造のアンバサダーたちに、それぞれの活動のストーリーを聞いてみました。

香りのアトリエPEPE

アトリエ主宰者MAKI UEDAは、嗅覚のアーティストです。メディア芸術祭では源氏物語の世界を嗅覚で体験するワークショップ(12/9土曜日 15:00-17:00)を主催します。もう一つ、アートホテル石垣島にて嗅覚アートのインスタレーションを展示しています。

石垣島に移住して5年目。移住目的は喘息治療でしたが、やがてここにアトリエを設立、間も無く島の香りを使った様々な作品(お土産品)を作ったり、空間演出したり、観光客にワークショップを提供したり、様々な形で「嗅覚のツーリズム」に取り組むようになりました。

1: どのような思い、考えで

嗅覚は、視覚・聴覚と違って芸術活動の対象になることが少ない中、最近は欧米で「嗅覚芸術」が盛んになってきました。

稀なことに、日本人は古来より、香りの芸術を発展させてきました。現代には香道という形で伝わっており、その原型ともいえる「香合わせ」が源氏物語32章「梅枝」に記されています。この感性を世界に紹介したいと考え、オランダにて当ワークショップを発表しました。

2: 何を

源氏の女人たち(紫の上、朝顔の宮、花散里、明石の君)が調合した香りを、実際に再現してみました。ワークショップではそれらを嗅ぎながら、彼女たちの人柄、人物像などを想像してみます。その後、自分の好きな香りで「マイ匂い袋」を作ります。じぶんの人となりは、どう香りに現れるでしょうか。またその香りによって、どのような人物像が描かれるのでしょうか。

3: それをすることで、島の創造にとって、どのようなことを期待したくしているのか

まずは嗅覚の奥深い世界を楽しんでいただけたらと思っています。

お知らせ

2017.12.03

12月3日(日)のワークショップは石垣市役所で行います

12/3 日曜日の「プラモ虫をつくろう」ワークショップ(講師:橋本典久 作品「life-size」)は、石垣市民会館ではなく、石垣市役所での開催となります。各回15分前からの先着順受付となります。市役所ロビーにお集まりください。
写真は大盛況の1日目の模様からです。
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お知らせ

2017.12.03

12月10日上映『君の名は。』入場整理券配布について

12月10日に石垣市民会館で上映のアニメーション『君の名は。』(新海誠 第20回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞)の入場整理券(無料)を12月4日(月)~9日(土)、各回(13:00-/16:00-)先着1000枚にて配布します。
配布場所は、「石垣市役所観光文化課」(2F)、「市民会館特設会場」と「伊原間会場」です。1人5枚まで。
メディア芸術祭(市民会館・伊原間)会場での配布時間 = 13:00~19:00、市役所の配布時間 = 09:00〜20:00

ストーリー

2017.12.03

八重山初! アート&カルチャーマップができました

文化庁メディア芸術祭石垣島展は、島ではじめての大型アートイベントです。
美術館がないこの地域、しかし、これまでの何万年にもわたり環太平洋規模で人々が巡って、あたらしい文化をつくってきた風土の島。いまなお、新しいカルチャーが生まれ、新たな風土をつくっています。
そんな新しい文化をつくる人々有志が、本芸術祭を機に、自分たちの活動の場をオープンにみせる、島のカルチャーを巡る「やえやまアートホッピング」を開始しました。

その活動の第一弾として、八重山のカルチャーを文化庁メディア芸術祭とともに楽しむカルチャーマップを発行、12月7日より随時、本展各会場やカルチャースポットにて配布を開始します。

待ちきれない人には、ここをクリックするとA3サイズでダウンロードできます。
ぜひ、八重山をより魅力的にするカルチャーとアートに触れてください。