協賛企画

イチグスクモード 池城安武~やえやまアートストーリー

文化庁メディア芸術祭石垣島展にあわせて、島で活躍するアーティストやクリエイティブな場が、オープンな探訪企画「やえやまアートホッピング」を開催しています。島の創造のアンバサダーたちに、それぞれの活動のストーリーを聞いてみました。

イチグスクモード 池城安武

〇 発信したい取り組みについて
1: どのような思い、考えで
【詩心のある絵を。】
沖縄の詩人 山之口貘にインスピレーションを受け、シルクスクリーン版画の制作をはじめました。
現在は八重山の景色、動植物、文化をテーマにシルクスクリーン版画をはじめ、アパレル、グラフィック方面まで仕事の幅を広げています。
昔の石垣島の風景写真や民話など、伝統文化から学ぶことも多く、今後はこうした歴史を守りつつ、新しい文化を生み出していくような創作活動にも挑戦したいと思います。

2: 何を
【新しい柄を。新しいと古いは決して対極じゃない。】
石垣・八重山にはミンサーや八重山上布などの柄やデザインで美しいものが多くありますが、誰も未だ見つけてない石垣の柄がまだまだあると思っています。
少し話し変わりますが、方言が現代で使われないのは、外来語や新語の方言が無いからだと聞きます。
地方のデザインにおいても同じ事がいえるのではないか。昔の柄が現代に浸透しないのは、新しい柄が生まれていないからではないでしょうか。
昔の柄を現代・未来に繋げることも大事ですが、また同じくらい新しいものを生み出すことも大事だと思います。
新語の方言を作るように、今の時代だから生まれる新しい柄を、作っていきたい。

3: それをすることで、島の創造にとって、どのようなことを期待したくしているのか
将来、唯一の石垣独自のデザイン文化が育っていって欲しい。

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